直接作業・間接作業・手待時間の集計
就業時間を直接作業・間接作業・手待へ分類し、休憩時間と区別します。タイムカードと作業票の数量を照合して直接労務費の対象時間を求めます。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
就業時間を直接作業・間接作業・手待へ分類し、休憩時間と区別します。タイムカードと作業票の数量を照合して直接労務費の対象時間を求めます。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
本例の就業時間=在場時間−無給休憩
手待時間=就業時間−直接作業時間−間接作業時間
端数処理例題に明示した条件に従います。指定のない中間値は丸めず、最終額を計算します。
補足金額は円。数量・時間・比率の単位をそろえて計算します。
勤怠記録はいつ職場にいたか、作業記録はどの製品・作業へ何時間を使ったかを示します。両者が表す時間の範囲は同じとは限りません。休憩や始業前後の時間を調整して、原価計算へ使う就業時間を確定します。
本記事では、在場時間から原価計算対象外の無給休憩を除き、残った就業時間を直接作業・間接作業・通常の手待へ分ける条件です。
区分 | 内容 | 本例の集計先 |
|---|---|---|
直接作業 | 特定製品の加工 | 直接労務費 |
間接作業 |
公認会計士短答式試験 / 管理会計論
労務費と作業時間の基本を説明し、問題に答える
労務費と作業時間
公認会計士短答式試験 / 管理会計論
直接作業・間接作業・手待時間の集計
労務費と作業時間
1. 原価計算基準
企業会計審議会(ASBJ掲載)
該当箇所: 原価計算基準12
出典を開く共通の段取り、清掃など
間接労務費 |
手待 | 就業中に作業を待つ時間 | 間接労務費 |
無給休憩 | 本例で就業時間に含めない休憩 | 消費賃金の対象外 |
ある月の在場時間は220時間、無給休憩20時間です。作業票では、製品Aの直接作業110時間、製品Bの直接作業50時間、間接作業25時間が記録されています。残りを通常の手待時間とします。
就業時間は220時間−20時間=200時間、直接作業は160時間です。手待時間は200時間−160時間−25時間=15時間になります。
消費賃率が1時間1,500円なら、Aの直接労務費165,000円、Bの直接労務費75,000円、間接作業賃金37,500円、手待賃金22,500円です。合計300,000円は200時間×1,500円に一致します。
実際には、作業票の記入漏れや重複記録も考えられます。問題で残りを手待とする指定がなければ、勤怠と作業記録の差の理由を確認します。
有給休憩、残業、異常な休止をどう扱うかによって分類は変わります。この設例の時間区分をそのまま全ての職場へ当てはめるものではありません。
就業180時間、直接作業140時間、間接作業30時間、残りが手待なら手待10時間です。賃率2,000円の場合、直接労務費280,000円、間接労務費80,000円になります。