賃率差異の計算
予定賃率で計上した賃金と実際消費賃金の差を求めます。直接作業時間と就業時間を区別し、賃率差異の対象時間を条件から判断します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
予定賃率で計上した賃金と実際消費賃金の差を求めます。直接作業時間と就業時間を区別し、賃率差異の対象時間を条件から判断します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
賃率差異=予定賃金−実際消費賃金
同じ時間を対象とする場合=(予定賃率−実際賃率)×実際時間
端数処理例題に明示した条件に従います。指定のない中間値は丸めず、最終額を計算します。
補足金額は円。数量・時間・比率の単位をそろえて計算します。
予定消費賃率を使う場合、実際に働いた時間へ予定賃率を掛けて労務費を計上します。実際消費賃金との差が賃率差異です。
本記事では、予定額−実際額を差異とし、マイナスを不利、プラスを有利とします。対象時間は問題の指定を優先します。直接工の消費賃金全体との比較なら、直接作業時間だけではなく、間接作業や通常の手待を含む就業時間を使う場合があります。
直接工の就業時間は200時間、実際消費賃金は330,000円、予定消費賃率は1時間1,600円です。就業時間の内訳は直接作業160時間、間接作業30時間、通常の手待10時間とし、全就業時間へ同一予定賃率を適用します。
予定額は200時間×1,600円=320,000円です。実際消費賃金330,000円より10,000円少ないため、10,000円の不利差異になります。
予定額の内訳は、直接労務費256,000円、間接作業賃金48,000円、手待賃金16,000円です。これらの合計320,000円に差異10,000円を加えると、実際賃金330,000円へ一致します。
実際賃率は330,000円÷200時間=1,650円です。(1,600円−1,650円)×200時間=△10,000円でも同じ結果になります。
160時間だけで計算すると8,000円となり、本例で指定した全消費賃金との差異10,000円に一致しません。時間の範囲をそろえる必要があります。
賃率差異は賃率の違いを捉えます。標準時間と実際時間の違いによる作業時間差異は、別に計算します。実際時間が標準を超過したことまで、賃率差異だけで説明しないようにします。
予定賃率1,800円、実際賃率1,750円、対象実際時間120時間なら、6,000円の有利差異です。実際賃金210,000円と予定賃金216,000円の差からも確認できます。
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1. 原価計算基準
企業会計審議会(ASBJ掲載)
該当箇所: 原価計算基準12
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