e-Govで会社法を読む|本文・ただし書・参照条文の追い方
条文番号だけを覚えず、対象者、要件、例外、法的効果を分けて読む方法を紹介します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
解説の対象時点:2026年4月1日
情報を確認した日:2026年10月26日
学習に残す
条文番号の前に問いを置く
会社法を調べるときは、誰が、何を、誰に対してできるかを最初に書きます。条文番号だけで検索して長い本文を読み始めると、今回の問題と関係しない部分に注意を取られやすくなります。会社の種類、機関設計、株式の内容など、事例で与えられた属性も同じメモへ残します。
例えば株式の譲渡なら、当事者同士の取引の効力なのか、会社に株主として扱ってもらうための要件なのかを分けます。どちらも「譲渡の要件」とだけ書くと、別々の規定が混ざってしまいます。
本文を要件と効果に分ける
e-Gov法令検索で会社法を開いたら、目的の条文を確認し、主語、対象、条件、効果を区切って読みます。「できる」と「しなければならない」の違い、会社と株主のどちらを主語としているかにも注意します。法律上の義務と、当事者が選べる手続を同じ意味にまとめないようにします。
一つの条文が長い場合は、各項を一文ずつ短く言い換えます。ただし、言い換えた文章が公式の条文そのものではないことは意識します。試験や実務の確認で正確な文言が必要になったら、短いメモで済ませず原文へ戻ります。
例外と参照先を別の欄に置く
ただし書や括弧書には、原則を限定する条件や用語の定義が置かれていることがあります。本文を読んだ時点で結論を確定させず、同じ項の最後まで読みます。「前項」「次条」「第○条に規定する」と書かれている場合は、参照先でどの要件を受けているかを確認します。
学習表は「原則」「例外を使う条件」「参照条文」の三欄にすると整理しやすくなります。例外を覚えるときは、例外だけを単独で暗記せず、どの原則から外れるのかを一緒に書きます。別の制度で見た似た数字を持ち込まないためにも有効です。
時点と自分の結論を残す
法令には改正や施行の時点があります。学習対象の時点が指定されているときは、その時点の規定を確認します。検索結果に古い説明が残っている場合もあるため、公式ページと照合し、現在の規定や対象時点の規定を取り違えないようにします。



