ゼロベース予算の比較|業務水準と必要資源を検討する
ゼロベース予算は前年額を当然の前提とせず、業務の目的と必要な資源を問い直す考え方です。すべての支出をゼロにする意味ではありません。
執筆:LavaCount執筆者チーム
解説の対象時点:2026年4月1日
情報を確認した日:2026年10月26日
ゼロベース予算は前年額を当然の前提とせず、業務の目的と必要な資源を問い直す考え方です。すべての支出をゼロにする意味ではありません。
執筆:LavaCount執筆者チーム
解説の対象時点:2026年4月1日
情報を確認した日:2026年10月26日
採択総費用=基礎費用+採択する追加案の増分費用
ゼロベース予算は前年額を当然の前提とせず、業務の目的と必要な資源を問い直す考え方です。すべての支出をゼロにする意味ではありません。最低限必要な水準と追加サービスを分け、費用と成果を比較します。前年の伸び率だけで認める運用と異なり、何のためにどの活動へ資源を配るかを説明できるようにします。
業務ごとに基礎、標準、拡充等の案を作り、費用、成果、実施しない場合の影響を記載します。法令や安全上不可欠な活動は制約として明示します。追加案を基礎へ上乗せする増分で示すか、各水準の総額で示すかを統一します。排他的な案と併用可能な案を区別し、同じ基礎費用を何度も足さないようにします。
採択総費用=基礎費用+採択する追加案の増分費用
顧客支援の基礎費用200万円、標準化への増分80万円、さらに拡充への増分60万円とします。標準総額280万円、拡充総額340万円です。基礎200と標準総額280を足して480万円とするのは二重計上となります。追加80万円に見合う待ち時間短縮等の成果を確認し、予算があるから活動を増やすとは考えません。
削減額だけを成功とすると将来の保守や育成が後回しになります。定量化しにくい成果も目的、利用者、リスクを説明して評価します。前年資料を使うことは禁止されず、必要資源を見積もる根拠として活用できます。すべての部署を一度に細かく調べる負担が大きければ、重要分野から適用する方法を考えます。
採択後は費用だけでなく約束したサービス水準を追います。追加活動を止めても契約や人員が残れば同額節約にならないので、回避可能性も確認します。比較表へ基礎費、追加費、総額、成果を並べれば、採択理由が明らかになります。業務の必要性を定期的に再評価し、資料作成そのものが目的にならないよう運用を見直します。
比較表には、基礎水準で何を提供するかと、追加案で何が増えるかを具体的に記載します。基礎を含む総額同士を比べる方法と、基礎へ増分を積み上げる方法はどちらも使えるが、同じ表で混在させない。拡充案が標準水準を前提にする場合は、必要な前段階も含めて採択します。
複数の案を組み合わせるときは、同じ人員、設備、契約を重ねて計上していないかを調べる。一方で、一つの活動を止めても共通の契約支出が残るなら、その費用を全額節約としては扱いません。活動別の配賦額と、実際に回避できる支出を区別して資源配分を考えます。
必要な法令対応や安全水準は、予算の大小だけで削減候補へ置かず、満たすべき条件として示します。その条件を守った範囲で、実施方法やサービス水準を比較します。前年実績も、必要工数や単価を見積もる資料として利用できます。前年額を当然に認めないことと、過去の情報を使わないことは同じではありません。
公認会計士短答式試験 / 管理会計論
ゼロベース予算の比較|業務水準と必要資源を検討する
予算統制と見通しの更新
1. 原価計算基準
企業会計審議会(ASBJ掲載)
該当箇所: 1(四)、6(二)11、6(三)12
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