直列工程の歩留りと必要投入|最終数量から逆算する
直列につながる工程の歩留りは、各工程の産出がそのまま次工程の投入になる条件で、率を掛けて全体を求めます。損失率の単純合計は後工程の投入基礎が小さくなる点を無視します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
解説の対象時点:2026年4月1日
情報を確認した日:2026年10月26日
直列につながる工程の歩留りは、各工程の産出がそのまま次工程の投入になる条件で、率を掛けて全体を求めます。損失率の単純合計は後工程の投入基礎が小さくなる点を無視します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
解説の対象時点:2026年4月1日
情報を確認した日:2026年10月26日
総合歩留り=第1工程歩留り×第2工程歩留り、必要投入=最終必要量÷総合歩留り
直列につながる工程の歩留りは、各工程の産出がそのまま次工程の投入になる条件で、率を掛けて全体を求めます。損失率の単純合計は後工程の投入基礎が小さくなる点を無視します。ここでは期首・期末仕掛、追加投入、回収物再投入がなく、同じ重量単位で二工程を通る。条件を外れると単純な積だけでは物量構造を表せない。
歩留りは各工程の良品産出÷投入として定義します。最終必要量から後工程歩留りで割り戻し、さらに前工程歩留りで割る。計算後は順方向で最終量へ戻るかを確かめます。発注単位、期首原料在庫、期末必要在庫はこの所要量計算の後に別途調整します。百分率を小数へ直し、途中の丸めで必要量を過少にしません。
総合歩留り=第1工程歩留り×第2工程歩留り、必要投入=最終必要量÷総合歩留り
第1工程90%、第2工程80%なら総合歩留り72%となります。最終720kgを得る投入は720÷0.8÷0.9=1,000kgです。第1工程から900kg、第2工程から720kgと順方向でも一致します。損失10%と20%を足して歩留70%とするのは誤りです。両工程を通る量の基礎が同じではないことを数量で確かめます。
後工程で別原料を追加すれば、投入は前工程産出だけではなくなります。回収物を前工程へ戻す場合も循環構造を別に扱います。また、歩留改善と品質低下を取り違えない。必要投入が少なくても、製品品質を満たさなければ同じ成果の比較になりません。率が一定とみなせる操業範囲と、端数処理の指定を確認して使います。
管理では全体の率だけでなく工程ごとの率を追います。原料品質の変化が後工程の歩留りを動かす場合、原因を工程横断で調べる。調達額への効果は必要投入量の減少に原料単価を掛けるが、段取り、品質、納期等の追加影響も確認します。歩留りによる原料所要量と在庫政策による購入量を分けると、改善効果を説明しやすい。
工程ごとの歩留りは、それぞれの工程へ入った量を分母にします。後工程へ入る量は前工程で損失を引いた後の量なので、同じ投入全量へ各損失率を掛けて足す方法とは異なります。工程の順序に沿って投入と良品産出を並べれば、率を掛ける理由と、最終必要量を割り戻す理由を物量で確かめられます。
途中で原料を追加する場合は、その量と投入位置を別の枝として整理します。回収物の再投入や期首・期末仕掛がある場合も、前工程の良品がそのまま後工程の全投入になる関係ではありません。単純な二工程の式へ数量を押し込まず、各工程の収支を独立に作ってつなげる必要があります。
工程に必要な原料量を求めた後、購入量では使える期首在庫、確保する期末在庫、発注単位を調整します。必要量を整数の発注単位へ切り上げる条件があるなら、途中の率を粗く丸めず、最後にその制約を適用します。歩留りの改善額も、同じ最終量と品質が得られる条件で比べて初めて意味を持つ。
公認会計士短答式試験 / 管理会計論
直列工程の歩留りと必要投入|最終数量から逆算する
工程原価と歩留りの応用
1. 原価計算基準
企業会計審議会(ASBJ掲載)
該当箇所: 6(三)12、24・25・27
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