直接・階梯式・相互配賦法の違い
直接・階梯式・相互配賦法は、補助部門間の用役授受をどこまで配賦へ入れるかが異なります。同じ資料を使い、配賦先と分母の変化を比較します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
直接・階梯式・相互配賦法は、補助部門間の用役授受をどこまで配賦へ入れるかが異なります。同じ資料を使い、配賦先と分母の変化を比較します。
執筆:LavaCount執筆者チーム
情報を確認した日:2026年10月24日
最初に押さえる結論と判断規範
直接・階梯式・相互配賦法は、補助部門間の用役授受をどこまで配賦へ入れるかが異なります。同じ資料を使い、配賦先と分母の変化を比較します。
動力部門が修繕部門へ電力を供給し、修繕部門が動力設備を補修するように、補助部門間にも用役授受があります。三つの配賦法は、その関係の取り込み方が異なります。
方法 | 補助部門間の扱い | 計算の特徴 |
|---|---|---|
直接配賦法 | 計算へ入れない | 製造部門向けの割合へ分母を直す |
階梯式配賦法 | 一定の順位で一方向に反映 | 配賦済み部門へ戻さない |
相互配賦法 | 相互の授受を反映 | 連立方程式等で補助部門費を求める |
補助部門Sの費用は90,000円、Tは60,000円です。Sの用役は製造Aへ60%、製造Bへ30%、Tへ10%。Tの用役はAへ32%、Bへ48%、Sへ20%とします。
直接配賦法では、Sの製造部門向け割合60対30からA60,000円・B30,000円、Tの32対48からA24,000円・B36,000円です。最終的にA84,000円、B66,000円となります。
Sから先に配賦する場合、S90,000円はA54,000円・B27,000円・T9,000円へ配ります。次のTは合計69,000円です。配賦済みのSを除き、A対B=32対48で配ると、A27,600円・B41,400円となります。
二段階の合計はA81,600円、B68,400円です。どちらの方法でも全体の150,000円は変わらず、製造部門間の負担額が変わります。
用役授受を全て反映する総額をS・Tとすると、S=90,000+0.20T、T=60,000+0.10Sという関係です。ここで求めるS・Tは、当初の費用に相手から受ける分も含む総額です。両者を足した数値を、製造部門へ新たに二重配賦しないようにします。
階梯式でSを配賦した後、TからSへ20%を戻してよいでしょうか。本例の階梯式では戻しません。戻す計算を続けると、別の配賦法を混在させたことになります。
2026年10月24日確認。本文の設例と確認問題は、論点の理解のために独自に作成しています。計算は明示した期間・方法・投入条件・丸め方を前提とします。
公認会計士短答式試験 / 管理会計論
原価の分類と計算の目的の基本を説明し、問題に答える
原価の分類と計算の目的
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直接・階梯式・相互配賦法の違い
原価の分類と計算の目的
1. 原価計算基準
企業会計審議会(ASBJ掲載)
該当箇所: 18 部門別計算の手続
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